南青山骨董通りのカイロプラクティックVOICE OF SPINEのブログ

数十年来の便秘の改善例
外山です。
今回は久々に症例をご紹介したいと思います。

60代後半の女性です。数十年前から便秘にお悩みでした。この数十年便秘薬を飲まなければ全く出ないとのこと。この方は以前から通院されていた方で、当初あった肩こり、腰痛、寝つきの悪さは最初の数回ですぐに改善しました。
ある程度満足されメンテナンスのために定期的に通っていらっしゃいましたが、通常のカイロプラクティック、AKなどによる評価、治療を行っても便秘は改善されていませんでした。

そこで、ここ数回内臓生体力学を用いてAKと組み合わせて腹部を中心に評価、治療していくと、3回治療した時点で便秘薬を半分に減らすことが出来るようになったとの報告があり、4回目の治療をした後の一週間は一切便秘薬を飲まなくても全く問題がなくなったとのことでした。

内臓の動き、位置を評価するというまったく新しい観点から見てみると、多くの臓器の機能的な問題が見えてきました。
詳しくお話を聞いてみると、直接便秘に関係する大腸だけでなく肝臓、脾臓、小腸、腎臓などにも問題があることがわかりました。

腹部の臓器は基本的には横隔膜の動きと一緒に息を吸うと下に下がり、吐くと上に上がります。また、臓器は腹腔内で非常に密に詰まっています。ですから、ある臓器の変位や臓器同士の固着(フィクセーション)は隣接するほかの臓器に影響を与えます。

それらの変位、フィクセーションをひとつひとつ取り除いていくことによって、臓器同士の圧迫が解放され自由に動くようになります。臓器が自由になると、分泌、代謝、吸収、運動など臓器本来の機能を取り戻すのです。

この方の場合、大腸の筋肉に部分的な緊張の低下しているように感じられる部位があるとともに、肝臓や腎臓など上にある臓器の変位や下垂による圧迫も受けていました。特に、横行結腸は固く下垂していました。

それらの圧迫を取り除き、臓器の筋肉の緊張を整えることによって、大腸の機能が改善し便秘の解消につながったのでしょう。
とにかく、何十年も毎日便秘薬を飲んできたとのことで、喜んでおられました。

大腸は主に、/紊氾轍鮗舛魑杣すること、∧悗鯒嘶することの2つの機能があります。
大腸の筋肉の働きが過剰になり△過剰に働くと水を吸収する前に便として出してしまうため軟便、下痢になります。それに対して働きが低下すると便が滞り便秘になります。内臓生体力学でよくみられるとされるのは横行結腸の下垂とS状結腸の下垂、直腸の下垂です。

また、これらは臓器自体に存在する腸神経と、脳幹と仙骨からの副交感神経、胸椎、腰椎からの交感神経の自律神経にも支配されているため、背骨の治療も必要です。

便秘の問題に関しては、真夏の気温より高温の大腸の中に長いこと便がとどまっているということを考えれば、それがどんなに有害かということはよくわかります。
消化器系臓器からの血液は門脈という静脈を通じて一度肝臓に運ばれて解毒されてから心臓に戻るため、大腸の環境の悪化はその解毒のために肝臓に大きな負担になります。
体内の毒性は急性痛や頭痛、椎間板の問題などとも関連しますし、肝臓機能の問題は例えば女性ならば乳がんとも関連があるため、肝臓への負担は健康に大きな問題となります。かといって、薬を服用すればその代謝はやはり肝臓で行われるために結局は肝臓に負担となります。

さらに、大腸菌はビタミンB群を生成したり、免疫に関わることもわかっていて、大腸の機能を改善し環境を整えることは大変重要です。

カイロプラクティックによってからだの働きを整えることは、何か別の機能や健康を犠牲にすることがありません。
「症状がよくなった」だけでなく、「からだ全体の調子が良くなった」と言っていただけることこそ、ヴォイス・オブ・スパインの誇りです。



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Posted by : 外山誉人 B.App.Sc.,B.C.Sc. ICAK認定アプライドキネシオロジスト | 自律神経・胃腸・全身のコンディション | 14:51 | comments(0) | trackbacks(0)
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