南青山骨董通りのカイロプラクティックVOICE OF SPINEのブログ

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低血糖のストレス
外山です。

今日は低血糖のお話です。
毎日臨床をしていると、さまざまな問題が原因になって体調を崩している方がいらっしゃいます。
その中でも多いのが、「血糖値の調整ストレス」によるものです。

血糖値は、常に一定の範囲内で上下するよう保たれています。
食物を摂ると緩やかに上昇して緩やかな山を描いて、3-6時間ほどかけて正常値に戻るのが正常とされています。

食事を摂ることによって血糖値が上がると膵臓からインスリンが分泌されて糖分を細胞に取り込むことで血糖値を下げ、一方で血糖値が下がり過ぎないように同じく膵臓ホルモンや副腎、肝臓の働きによって血糖値を上昇させることで調節が行われています。
このバランスが大変重要なのです。

しかし、これが90分ほどで急激に上昇したあと平常時よりも急降下してしまうことがあります。
低血糖です。
こうなると、膵臓、副腎、肝臓など、血糖値の上昇にかかわる器官が余計に働いて血糖値を上げなければなりません。
この余計に働かなければいけないことで生じる負担が、「血糖値調整ストレス」です。

血糖値の急激な上下動を起こす原因は、甘いものや精製した炭水化物の摂り過ぎです。

このような精製した糖や炭水化物は、血糖値を急激に上昇させ、それに反応して、インスリンを急激に大量に分泌させます。
このように大量にインスリンが分泌されると、細胞のインスリンに対する感度が鈍ってしまい(インスリン抵抗性)、これによってインスリンの効果が下がってしまうことが、やがて糖尿病へとつながるのです。

さらに、インスリン抵抗性による高インスリン血症では、男女問わず性ホルモンと拮抗するため性ホルモンの低下を招き、男女の不妊や無月経、生理不順などを生じる原因にもなります。

インスリンの感受性に関しては個人差が大きく、人口の25%は抵抗があり、25%は全く問題がなく、残りの50%はどちらでもないといわれているようです。
このどちらでもない人口の半分の層は毎日の食事やストレス、生活形態によって左右されるということです。

また、このようなインスリンの急激な分泌は急激な血糖値の降下を招き、低血糖の状態にします。
低血糖の典型的な症状としては、食事間隔が空いたときに生じる、手の震え、集中力の低下、神経過敏、極度の疲労感、心拍数の増加、異常な発汗、めまい、・・・などなどさまざまです。
特に、糖分を貯蓄できない神経細胞は過敏な状態になってしまいます。このため、うつ状態や気分の落ち込み、逆にイライラするなどの精神症状などを呈する場合もあります。

低血糖というと、生命に関わると考えられがちですが、そこまでいかなくても上記のような症状を経験したことのある方も多いのではないでしょうか。

このような状態は、心血管疾患、脳血管疾患、糖尿病などなど、実にさまざまな病気に発展しうるという意味で、「シンドロームX」と呼ばれます。

このように、低血糖とは本当に怖い状態なのです。

急激な血糖値の下降の際、からだに余裕があって、副腎、膵臓、肝臓が元気なうちは、自分のからだの中で蓄えられた糖分を分解して血糖値を上昇させることが出来ますが、生活習慣を変えることなくこれが長期にわたったり、さまざまなストレスによってこれらの臓器に補う余裕がなくなったとき、低血糖が症状として現れてきます。

甘いものがどうしても欲しくなるのは、これらの器官で補うことが出来なくなってきているため、外から補給しなければならなくなっているからなのです。

私自身も特に疲れているときなど、食事の間隔があくと、手が震えたり、集中力の低下、心臓がドキドキし、歩くのもつらくなるほど異常な疲労感に襲われることがあります。
ですから、なるべく食事の間隔があかないように間食をするようにしています。

ここで問題になるのが、何を間食するかです。
前述したように、精製した糖分や炭水化物は一時的に気分をよくしますが、からだにとっては逆効果です。
特に空腹時に甘いものを摂るのは絶対に避けるべきです。

患者さんと話していると、間食はどうしても手軽なパンとかお菓子などで摂ってしまう方が多いようです。
これでは膵臓をはじめとした器官に負担をかけてしまいます。

ですから、間食として摂るのは、たまごやナッツ類、種子類などの少量のたんぱく質にすべきです。

また、よく疲れたときに果物など甘いものを摂るといいといいますが、激しい運動中を除いて、甘いものはあまり摂らないほうがいいでしょう。
特に疲れているときは副腎に負担がかかっていることが多いですから、もし、トイレが近いなどの症状がある場合は特に、果物は避けるべきです。
果物にはカリウムというミネラルが豊富に含まれていますが、副腎に負担がかかっているときには、カリウムが過剰になっている場合が多いのです。
トイレが近いというのは、そのサインです。

私も、低血糖のときに手軽に食べられるバナナを食べたことがあるのですが、1時間ほど経った後で、それまでよりもっとひどい低血糖症状に襲われたことがあります。

とはいえ、炭水化物というのはとても重要な栄養素でもあります。
規則正しくさまざまな食物と合わせて摂っている分には全く問題になるものではありませんし、欠かせない栄養素です。
ですが、仕事を抱えている方などはなかなか規則正しく食事が取れなかったり、食事が偏ったり、食事の間隔が空いてしまったりということがあるかもしれません。
そのような場合、少し工夫する必要があるでしょう。
炭水化物は、

,任る限り精製したものは摂らない。
空腹時に摂らない。
食事が空くときには間食として少量のたんぱく質を摂るようにする。


ということが重要です。

このように、低血糖というのは意外と身近に存在し、しかもとても怖いものです。
ですが、食事の摂り方やストレスコントロールを行うことで防ぐことも出来ます。

是非注意してみてください。



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Posted by : 外山誉人 B.App.Sc.,B.C.Sc. ICAK認定アプライドキネシオロジスト | 自律神経・胃腸・全身のコンディション | 18:45 | comments(0) | trackbacks(0)
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