南青山骨董通りのカイロプラクティックVOICE OF SPINEのブログ

お子様のカイロプラクティック
外山です。
ブログが本当に久々になってしまいました。今後は少しずつでも皆さまに有益な情報をお伝えできればと思います。

さて、今日はお子様のカイロプラクティックケアについてご紹介したいと思います。子供にカイロ?と驚かれる方もいらっしゃるかも知れません。ですが、赤ちゃんから幼児など年齢に関係なく成長過程にあるお子様にとってカイロプラクティックは実は大変有益なものです。子供はしょっちゅう転んだりぶつけたり怪我をします。その怪我は見た目では治っているようでも、目には見えない歪みやズレが起こってしまっていることがよくあります。もし、どこの関節でも歪みやズレが起こっていたらどうなるのでしょうか。本来伝わるはずの関節からの情報が正しく脳に伝わりません。また、関節の歪みや怪我からの直接の影響で筋肉が正しく働かなかったらやはり正しい情報が脳に伝わってくれません。脳は関節や筋肉などから適切な刺激を受け取ることで活性化し正しい機能を果たすことができますから、成長過程の子供たちの脳に正しい神経伝達が行われないことによって何か悪影響がありそうだということは想像に難くないのではないでしょうか。

ここでは、お子様の健やかな成長においてVOSが特に重要視しているチェックポイントを2つご紹介します。

ひとつは、「birthing trauma」と呼ばれる問題です。これは赤ちゃんが生まれてくるときに起こる、肉体的トラウマ(外傷)のことです。人間は狭い産道を通って捻じれながら生まれてきます。その時、頭蓋骨は重なり合うように縮んだ状態になり、出産後に再び広がります。その時、全ての頭蓋骨が広がらなければならないのですが、たいてい部分的に広がらずに捻じれたままになってしまいます。多くの場合、母乳を飲む時の「吸う」動作によってその捻れは自然に治っていきますが、中には捻れが残ってしまうことがあります。頭蓋骨の内側は硬膜という組織で頚椎や骨盤とつながっており、この捻じれは身体全体に影響することになります。それは筋肉のアンバランスや自律神経の異常から、精神感情状態にまで多くの影響を与えます。この状態はmisprocessingといって脳の思考過程に影響を及ぼし、扁桃体という恐怖に関わる部分を興奮させてしまいます。この問題によって恐がりになったり臆病になったりすることもあります。birthing traumaを正す方法は色々ありますが、私の場合は私の先生である、Dr.ジョン・ダイアモンド先生の方法を使います。これは頭をダイアモンド先生の言う「Help me! Help me!」の位置に置くことによって治療します。身体はこの位置からの解放(リリース)を求めています。この位置が緩んでくると硬膜の捻じれを正し、扁桃体の興奮を落ち着かせることができます。私のところに来た元気がなくエネルギーの弱かった1歳半の小さな患者さんはこの治療を行った後、元気に明るく話し始めました。

もうひとつは、身体の敏感さの問題です。この評価法はカイロプラクティックの創始者であるD.D.パーマーが行っていたカイロプラクティックの元祖の検査、矯正法で、私はオーストラリアのヴィクタ―・ポルテリ先生から習いました。身体を注意深く触ると、ある部分で異常にくすぐったがるお子様がいます。中にはどこもかしこもくすぐったいというようなお子様もいます。まだ言葉の話せないほど小さなお子様でも身体で答えてくれます。くすぐったいというのは神経が圧迫されているサインで、それは背骨の問題かもしれませんし、筋肉や内臓の位置の問題かもしれません。とにかく、どこかで神経が圧迫されてしまっています。この状態では神経が勝手に興奮し、脳に嫌な刺激を常に送っている状態です。このような状態は大人でも大きな神経に対する負担、ストレスになりますから、小さな子供にこのような過剰な刺激が脳に伝わる場合のストレスというのは本当に測り知れません。この敏感性の問題によって、すごくイライラしたりよく泣いたり寝つきが悪かったりといった問題が起こるかもしれません。背骨や内臓などの治療をして敏感さをすべて取り除いてあげると、お子様はすごく元気に明るくなります。落ち着きのなかったお子様も静かになることも珍しいくありません。敏感さの問題は大人でも身体の不調の大きな原因のひとつで、この問題を治療したことで難病指定の自己免疫疾患の症状が消えてしまった方もいるほどです。

このように、お子様は目に見えない問題にさらされていることがあります。お子様の健やかな成長のために、カイロプラクティックケアが大きな助けになれると確信しています。




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Posted by : 外山誉人 B.App.Sc.,B.C.Sc. ICAK認定アプライドキネシオロジスト | 子供のカイロプラクティック | 22:58 | comments(0) | trackbacks(0)
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