南青山骨董通りのカイロプラクティックVOICE OF SPINEのブログ

インピンジメント?
知人の紹介で来院した高校3年生。

硬式野球部で5月か6月頃に肩を痛めて整形外科に通いMRIを撮った結果、診断はインピンジメント症候群だったとのこと。
インピンジメントとは肩甲骨と靭帯などで作られるトンネルを肩の筋肉や腱などが通る際にぶつかってしまい痛みが出る症状のことです。この子の場合、肩の関節の受け皿になる軟骨がいびつになっているといわれたそうです。おそらく上腕二頭筋腱がオーバーユースを起こしたのでしょう。
知人によるとチームメイトが「あいつは肩が変形してるから治らない」といっていたらしいので、先生からそういわれたのかもしれません。
最後の夏の大会には痛み止めを飲んで出場したそうです。もう負けてしまったそうですが。
知人に自分が治療費を払うからだまされたと思って行ってこいと言われて来院したようです(笑)。

調べてみると、ローテーターカフと呼ばれる肩を安定させる筋肉のひとつと肩甲骨を支える下部僧帽筋が弱かったので治療し、肩関節自体に少し炎症後のかさぶたのようなものがあるようだったので痛みのない方向へ牽引を加えながら肩を動かす治療をしました。
治療後は肩の内旋は45°だったのが90°と正常になり、肩を動かした際の痛みや引っかかりも消えました。

彼の話では整形外科でもローテーターカフと肩甲骨を支える筋肉の強化と肩の内旋を増やすマッサージ治療はずっと受けていたようなのですが、筋肉の機能を高める治療でないとなかなかよくならないですね。

やっぱり機能を無視したジェネラルなマッサージや強化などの治療を行うより、きちんと働いていない筋肉や関節、神経を正しく働くように治療したほうが、必ず早くよくなります。

もっと早くくればよかったのにとは思いますが、まあ、痛み止め飲んででも最後の大会にもちゃんと出て試合でもちゃんと投げられたからいいでしょう。

でも、もしお医者さんから治らないといわれた方でも、きちんと治療すればよくなる場合が多いですから、だまされたと思ってカイロを受けてみてはいかがですか?

こういう子のために、来年は大会前の高校生が来やすいように少し料金を抑えて「がんばれ高校球児キャンペーン」でもやろうかな。
私自身も高校3年の最後の夏の大会の4日前ぐらいにぎっくり腰になって、何とか試合は出たけど悔いが残った思い出があるので、みんな元気に試合してほしいですもんね。せっかく2年半もつらい練習してきたんだから。

P.S.
季節は少し過ぎてしまいましたが、今私の家の近くでは近所の幼稚園児が書いた七夕の願い事が書かれた短冊が展示されていまして、ふと通りがかりに目に入った短冊にはこうかかれてありました。

「にんてんどうでぃーえすがほしいです」

かわいいですけど、それはクリスマスにお願いしましょう(笑)。




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Posted by : 外山誉人 B.App.Sc.,B.C.Sc. ICAK認定アプライドキネシオロジスト | 肩の問題 | 12:58 | comments(0) | trackbacks(0)
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