南青山骨董通りのカイロプラクティックVOICE OF SPINEのブログ

膝の骨折と半月板損傷の後遺症
外山です。

今日は膝の症例です。
60代女性、2年半前に左ひざの骨折と半月板を損傷して以来、膝がO脚を呈し、ギリギリときしむ音がするとのこと。

検査では膝を深く曲げるとギリギリを音がし、屈伸のように膝を深く曲げると痛みがありました。

膝は確かに変形し、O脚を呈していました。まず、変形については治療によってもおそらく変化がないことを説明し、これ以上の進行を防ぐこと、また、膝の機能をより高めていくことが目標であることも説明しました。
この方は膝の骨折だけでなくさまざまな外傷暦があったため、まずはそれに対してひとつひとつインジュリー・リコール・テクニック(IRT)を行いました。IRTとは、外傷や強い痛みに対して起こる逃避反射(痛みから離れようとする反射)によって生じた筋肉の弱化や、本来沈静化されているべきその外傷部位からの異常な痛みの神経活動を消すテクニックです。このテクニックによってからだに多くの劇的な変化が生じます。

この方の場合、IRTを行った後、膝を曲げ伸ばしした際のギリギリとした軋轢音が消失しました。これは、膝の骨折を含めた過去の外傷が、膝の運動に悪影響を及ぼしていたということを示しています。
しかし、まだ屈伸での痛みは残っていました。
通常の脊柱、骨盤、内臓のアジャストメントを行い、再び屈伸をチェックしましたが、まだ屈伸時の痛みは残りました。痛みのある部位を確認、触診し、もう一度頚椎を調整してから屈伸をしてもらうと、痛みは完全に消失しました。

膝の裏にある膝窩筋という膝を安定させるための大変重要な筋肉は頚椎の問題と関係していることがよくあるのです。

この方の症例は軋轢音や痛みは変形によって引き起こされていたのではなく、過去の外傷や頚椎の問題など、からだの機能的な問題によって生じていたものといえるでしょう。このようなケースは膝に限りません。椎間板ヘルニアや変形性脊椎症などと診断された方でも機能的な問題が原因になっていることはよくあります。

また、この症例では頚椎などの膝から離れた部位からも影響を受けていました。これも決して珍しいことではなく、難治性の問題などはこのようにからだの離れた部位に原因があるのかもしれません。

からだのどの部位に機能障害があったとしても、どんな部位にでも、どんな症状でも起こしうるのですから、患者さんを改善させるというのは本当に難しいことです。この方のケースなどは、数ある療法の中でもカイロプラクティックだからこそお役に立てたのだと思います。さまざまな技術や知識を学ぶことで、より多くの人のお役に立てるものと考え、日々努力しています。


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Posted by : 外山誉人 B.App.Sc.,B.C.Sc. ICAK認定アプライドキネシオロジスト | 足・脚の問題 | 16:21 | comments(0) | trackbacks(0)
太ももの裏と内転筋の肉離れと診断された野球部員の症例
高校の野球部員の症例です。

3週間前に左の内ももの痛みを訴えて整形外科を受診したところ、軽い肉離れと診断された。一週間練習を休んだあと再開すると、今度は同じ左側の太ももの裏に痛みが出たため来院。内ももの痛みは今はないとのこと。

調べてみると、左右の太ももの裏の筋肉(内側ハムストリング)の触感を比較すると左(半腱様筋)の方が固く圧痛があり、筋力は弱化していました。
また、内転筋は右側に弱化があり、患側の左側は逆に固く緊張し短縮していて、痛みを起こしているのが確認できました。筋力検査をするとまだ痛みがあることもわかりました。

まず、ハムストリングの張りと強さを整えるようにAKと骨盤、ハムストリングの神経支配レベルの腰椎にアジャストメントを行い修正すると、ハムストリングの張りの左右差、圧痛、弱化、収縮痛すべて消失しました。

それから、内転筋のバランスを整えるため、まず右の内転筋の弱化をAKとアジャストメントで強くした後、患部である左の内転筋に圧迫するような手技をして、最後に残った筋膜の短縮をフラッシュすると、全ての痛みが消失しました。



このように、筋肉は弱くなっていても緊張しすぎていても痛みを起こす可能性があります。たとえ痛みがあって「肉離れ」やその他さまざまな診断を受けたとしても、今回のケースのようにカイロプラクティックやアプライドキネシオロジーの治療によって解決するのを私は毎日のようにみています。
このように比較的シンプルな方法でも改善することもありますし、特にスポーツ選手の場合、もう少し複雑な場合もありますが、その場合は少し深くみていく必要があります。

いずれにしても、重要なことは体が正しく働けるように、つまり体の機能を診ていくことです。これは機能の専門家であるカイロプラクターにしか出来ないことだと私は思っています。



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Posted by : 外山誉人 B.App.Sc.,B.C.Sc. ICAK認定アプライドキネシオロジスト | 足・脚の問題 | 13:44 | comments(0) | trackbacks(0)
痛みを隠すということ。 〜太もも裏のハムストリング痛の症例〜
外山です。

先日、太ももの裏を痛めたという野球部の高校生が来院しました。

8月の終わりに練習中に痛みが出て、近くの接骨院で骨盤の歪みが原因とのことで、ストレッチなどの処置を受け、痛みの緩和のためにテーピングの処置を受けたとのこと。テーピングをしていると痛みがなくなり、大会前ということもありその状態で練習を続けていたとのこと。

10月に入り日常生活の痛みもなくなったため、そろそろ大丈夫だと思い自分の判断でテーピングをはずしたその日に痛みがひどく悪化してしまったという。ブチッと音がする感じがしたとのこと。半月たって普段の痛みは軽減し、ストレッチをした際に多少痛みがあることもある程度に改善したが、骨盤の問題ならカイロに行けと薦められ来院したとのことでした。接骨院にもまだ通っているようです。

調べてみると、太ももの裏の筋肉(ハムストリング)が部分的にかなり固く傷んでいて、ストレッチだけでなく痛みのため力が入れられない状態でした。

結果的には、筋肉が傷んでいるのと同時に機能的な問題もみられたため骨盤、腰椎、脊柱を含めて修正し、力を入れても痛くない程度に改善しました。まだ問題が残っていたため、数回かかるかもしれません。


このようにテーピングで「痛みを隠す」というのはあまりいいこととは思えません。
痛みがあるということは、何らかの問題があったということです。この場合なら、練習中に傷めたのですから、骨盤や背骨、筋肉に問題があったのでしょう。それをきちんと解決することなく痛みだけを消すと、痛みがない分無理をしてしまい、さらにひどい怪我を誘発することがあるのです。
痛みはつらいものではありますが、多くの場合警告のようなものであり、問題を知らせ、無理をさせないようにするという大切な役目もあります。

また、よく腰が痛いといって常にコルセットをつけている方がいますが、あれもよくありません。外から支えることによって、筋肉や神経が自分で支えることをしなくなってしまうからです。そのような支持具を長期間つけていると、手離せなくなってしまいます。

このような骨盤ベルトやテーピングによる痛みの緩和は、急性期の本当に一時期だけにするべきです。そしてその間に原因となる機能障害などの問題を解決することが、早期改善はもちろん、後々になって問題を残さないために大切です。

こう考えると、やはりカイロプラクティックによるケアは予防という面でも回復という面でもとてもパワフルです。




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Posted by : 外山誉人 B.App.Sc.,B.C.Sc. ICAK認定アプライドキネシオロジスト | 足・脚の問題 | 11:50 | comments(0) | trackbacks(0)
内転筋痛
こんにちは、外山です。

今日は太ももの内側の痛みで来院された女性の症例をご紹介します。
最近は健康ブームでジョギングをされている方が多いですね。
この方もジョギングをされている方です。

この方は走っているときの太ももの内側の脚の付け根の痛みを訴えて来院されました。
ご本人は「我慢できない痛みではないんだけど」とのことでしたが、せっかくの楽しい時間なのに、少しでも痛みがあるのでは楽しみも半減です。
姿勢を見ると明らかに痛いほうの股関節の外側を支える筋肉が弱く、筋力を調べてみると案の定弱いことがわかりました。
この方の場合、股関節を内側と外側に分けてみると、外側が弱いために内側の筋肉が強く硬くなりすぎていたために過緊張という形で痛みが出ていたのです。
ついでに骨盤を支える筋肉も弱かったので、筋肉の調整とともに背骨と骨盤の治療を行いました。

1度目の治療で「劇的に痛みはなくなり走っても大丈夫」とのこと。
ただ、調べてみると、やはり中殿筋だけは弱いままでした。
このままでは痛みの改善は一時的ですぐにまた痛くなってしまうでしょう。
そこで細かく調べてみると、息を吸うと強くなることがわかりました。
そこで頭蓋骨と仙骨の呼吸に合わせた治療を行うと、即座に強くなり、回復しました。

頭蓋骨の動きというのは呼吸に合わせて広がったり閉じたりしていて、脳脊髄液という液体の流れと関連が深く、とても重要なのです。
頭蓋骨が動かないために遠く離れた部位にまで筋力低下として現れたり、神経の機能異常として表れたり、健康状態全般に影響を及ぼすことが多々あります。

最近は健康ブームでビリーとかジョギング、ジムでトレーニングなど、いろいろなものがあります。
どれも正しく行えばすごく体にいいし、気分もいいですよね。
ただ、まずはバランスを整えてから行わないと、せっかく健康のためにしていることが、逆に体をいためることになってしまうこともありますね。

うちで治療を受けていただいて、今まで出来なかったことができるようになったり、痛みを気にせず楽しむことが出来るようになったと言っていただくのは、とてもうれしいことです。



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Posted by : 外山誉人 B.App.Sc.,B.C.Sc. ICAK認定アプライドキネシオロジスト | 足・脚の問題 | 15:49 | comments(0) | trackbacks(0)
股関節の痛み
外山です。
だいぶ涼しくなりましたね。
私はいつも渋谷から歩いてくるのですが、やっと朝から汗だくにならずにすみます(笑)。

今日は以前から定期的にいらしている方の症例です。
この方は股関節の形成不全という奇形があり、股関節の痛みを訴えて来院されました。
少し複雑な症状で、主に股関節の周囲の筋肉を強めるようバランスをとる治療を行い、痛みは少しずつ改善はしていたのですが、1週間たつと毎回筋力低下とそれに関連して骨盤や背骨のゆがみが戻ってきていました。
具体的にはハムストリングという太ももの裏側の筋肉と、大殿筋というお尻の筋肉が交互に弱くなっていました。そこで、それに対し特定の栄養素であるビタミンEのサプリメントを処方し、また、特定の感情(不安)によっても筋力が低下するため、これに対しても治療を行い、それ以来筋力の低下は見られなくなりました。
これに伴い痛みもかなり軽減していましたが、やはり少し長い時間、または距離を歩いたりすると、やはり痛みが出るとのことでした。

このため、足の問題を評価し、後脛骨筋というふくらはぎの筋肉と母趾屈筋群という足の親指を曲げる筋肉に問題があったのでこれを強めるように治療しました。
この結果、以前のような痛みはほとんどでなくなりました。

この方の場合、形成不全によって股関節自体の可動域はかなり制限されていますし、それ自体に変化を出すという治療ではありませんが、股関節から足の治療を行うことによって股関節にかかる負担が軽減し、痛みが減ったと考えられます。

やはり、足の機能というのは重要で、膝や股関節、それどころか腰や首にまで間接的な問題を起こす大きな原因のひとつになりますから、たとえそこに症状がなかったとしても見逃すことのできない場所です。



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Posted by : 外山誉人 B.App.Sc.,B.C.Sc. ICAK認定アプライドキネシオロジスト | 足・脚の問題 | 16:20 | comments(0) | trackbacks(0)
足首捻挫の後遺症
外山です。

皆さん、足首の捻挫の後遺症でお悩みの方、たくさんいらっしゃると思います。
捻挫が癖になってしまったり、捻挫をして以来痛みがあったり、どうもうまく力が伝わらないとか動かせないとか、いろいろな後遺症があると思います。

私も高校生の時にとてもひどい捻挫をして、それ以来捻挫をしやすくなったり、力がどうもうまく伝わらなくて、踏ん張れないという感覚がありました。
最近は運動をした後に足首が痛くなるようになりました。

今回もソフトボールをしているときから足首が痛くなってしまいました。
ただ、私の場合、先日ひょんなことから自分の足首の周りのいくつかの筋肉にアンバランスがあるのがわかっていたので、その筋肉を自分でできる範囲で自己治療してみました。

すると痛みが即座にきれいに消えてしまったのです。

捻挫というのは靭帯の損傷のことをいいますが、実は捻挫で傷むのは靭帯だけではなく、筋肉が骨に付く腱という部位も傷むのです。
そのときにさまざまな筋肉にアンバランスが生じます。
それが足首や足のメカニズムの崩れや、場合によってはそれより上の痛みや障害を生じるようになります。
捻挫の治療は、靭帯だけでなく筋肉、腱に対しての治療が絶対に必要です。
整形外科では靭帯の再建や治療が主眼ですから、これはカイロプラクティック特有の考え方なのではないでしょうか。

私の場合、足の親指を曲げる筋肉に問題があり、それを自分でできる範囲で正しく働くように治療したのです。
この筋肉はとても重要な筋肉なのです。

もちろん、神経的つながりがある部分の背骨にも問題があると思いますが、さすがに背骨のアジャスト(矯正)はできないので完全によくなってはいないのですが。

足首に限ったことではありませんが、捻挫が癖になっていたり、痛みがあるなどの場合、やはり筋肉や関節のアンバランスがあり、関節の神経伝達が崩れていたり、関節のメカニズムが崩れている場合が多いのです。
その治療は、やはりそのバランスを整え、筋肉や関節が正しく働かせることが一番なのです。

皆さんの中で捻挫の後遺症にお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひVOICE OF SPINEにご相談ください。


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Posted by : 外山誉人 B.App.Sc.,B.C.Sc. ICAK認定アプライドキネシオロジスト | 足・脚の問題 | 11:34 | comments(0) | trackbacks(0)
脚が細くなった。
外山です。

また、この方はふくらはぎも細くなったともおっしゃっていました。
この方の場合、ふくらはぎの安定性を支える深部の筋肉にアンバランスがあり、それを治療していました。
深部の小さな筋肉がアンバランスだと表層の大きな筋肉が過剰に働き発達してしまうのです。
表層の筋肉が大きいというのは必ずしもいいことばかりではなく、あくまでも深部の筋肉のバランスが取れていることが条件なのです。
逆に深部の筋肉がバランスしていれば表層の筋肉大きい必要がなくなるのです。

バレリーナなどが良い例でしょう。
バレエをされている方でうまく爪先立ちができないスランプのときなどは深部筋にアンバランスがある場合がありますからチェックを受けてみるといいと思います。深部筋のうち、特に重要な後脛骨筋という筋肉は疲れたりストレスの影響を受けて弱くなりやすい筋肉だからです。






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Posted by : 外山誉人 B.App.Sc.,B.C.Sc. ICAK認定アプライドキネシオロジスト | 足・脚の問題 | 21:54 | comments(0) | trackbacks(0)
O脚が治ったという報告を受けましたが。
外山です。

先日患者さんから脚がまっすぐになったと周りからよく言われると報告していただきました。

この方はマラソンに挑戦している方で、もともとは太ももの裏とふくらはぎの外側が痛いとのことで来院されました。
その後も調整のために通っていただいています。

初診ですぐにわかったのは、右膝の外側が不安定で、周りの筋肉に負担がかかっているということでした。
右脚がO脚のようになっていたのです。

調べてみると大腿筋膜張筋という股関節から膝にかけての外側を支える筋肉が弱く、そのためにO脚のように見えていたのです。

その不安定性、弱い筋肉がきちんと十分な強さを回復したことで膝の外側が安定し、脚がまっすぐになったのです。

ここで、カイロプラクティックの哲学とスタイルで意見が分かれます。

O脚を治したのか、結果としてO脚が治ったのか。

美容に力を入れる施術者は前者でしょう。
O脚で悩んでいる人は特に女性では多いでしょうから受けもいいでしょう。

私はといえば、後者です。
私は、カイロプラクティックはあくまでも機能を治すのであり、形を治すのではないと考えています。

O脚も、あくまで関係する筋肉が弱かったり強すぎたりしていることによって起こるアンバランスのサインなのです。
O脚が治るのは、あくまでも結果であって目的ではないのです。

これには大きな意味があります。

筋肉にアンバランスがあると、この方のように膝や腰などに痛みがでたり、それを放置するとやがて関節の変形につながるなどさまざまな問題がでてきます。
また、アンバランスは自律神経など全身に影響を及ぼすので正す必要があります。

膝というのは、個人個人もともとの角度というものがあるので、見た目はO脚であってもアンバランスがなければ問題はありません。
O脚矯正を目的にしてしまうと、逆にアンバランスを作り出してしまう恐れがあるのです。

この方はそれを理解していただいているので、その後も継続して通っていただいています。

重要なのは、低下した機能をただし、バランスを取ることなのです。
これはカイロプラクターにしかできないことです。
それがVOICE OF SPINEスタイルのカイロプラクティックです。




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Posted by : 外山誉人 B.App.Sc.,B.C.Sc. ICAK認定アプライドキネシオロジスト | 足・脚の問題 | 11:57 | comments(0) | trackbacks(0)
脚に力が入らない
1か月に1回定期的に来院されている70代の女性の話です。

この方が初めて来院されたときは、特に痛みがあるわけではなかったのですが、かなり前から右脚に力が入らなくて歩くのがとても怖く、外出の際はご主人につかまっていないと怖いのとふらふらするので歩けないとのことでした。
整形外科では脊柱管狭窄症と診断されていたようです。

検査してみると右の太ももの前側の筋肉が弱いのがわかり、これを強めるための治療をすると脚が軽くなったとのこと。

翌週に来院された際に歩くのがとてもスムーズになり、スースー歩けるとの報告を受けました。
驚いたのは、前回の治療の後、渋谷の駅まで歩いて帰ったとのこと。
当オフィスから渋谷までは私が歩いても20分ほどかかるぐらいなので、結構遠いのですが。

この方の場合、脊柱管狭窄症で筋肉が弱いのではなく、筋肉の機能低下で弱かったのでした。
レントゲン上は病理が見つかっても現れている症状がそれとは無関係なことはよくあることです。
それは誤診というよりも、写真で診断する整形外科と実際の機能をみて評価するカイロプラクティックの特性の違いだと思います。

私が治療をしていて一番うれしいのは、今までできなかったことができるようになってもらえることです。

痛みや不安のために好きなことができなかったり生活を変えなければならないのはとても残念なことです。

不安なく歩けるようになるってすばらしいことじゃないですか。
「渋谷まで歩いて帰りました」という一言が、私にはとてもハッピーな一言でした。

カイロプラクティックは、きちんとした教育を受けカイロプラクティックの学位を持った専門家が行えば子供からお年寄りまで安心して受けていただけます。

もし周りにさまざまな難しい症状でお困りの方がいらっしゃいましたら、カイロプラクティックを試してみるべきです。

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Posted by : 外山誉人 B.App.Sc.,B.C.Sc. ICAK認定アプライドキネシオロジスト | 足・脚の問題 | 14:25 | comments(0) | trackbacks(0)
こんな質問を受けました。
先日患者さんから何でよくなったのか?という質問を受けました。

その方は両脚を中心とした全身的なダルさを訴えていましたが、1度目の治療でよくなったのです。初めてカイロを受けた以外とくに特別なことはしていないので、治療が原因なのでしょうが、とのことでした。

痛みというようなはっきりした症状と違い、このような不明確な症状の場合、はっきり言って何でよくなったのかを断言することは難しいです。ただ、カイロプラクティックの治療によって何かが変わったことは確かなので、そこからいくつか仮説が立てられます。

まず、いくつか筋肉のアンバランスがあったので、それを整えたことによって体全体の代謝や循環などの働きがよくなった。また筋肉は骨格を支えているので、このアンバランスは体のゆがみを生み、余計なエネルギー消費を作ることにもなりますし、ゆがみを神経が認識するので体にとってはストレスにもなるのです。
体が正常に働くにはやはり、筋肉背骨、骨盤が正しく働いていることが前提となるのです。

あとは神経のアンバランスが整ったことで、脳の活性化が起こった。この方は右の小脳の機能低下が見られたので、それを整えたことで脳や神経の働きがよくなったことが考えられます。

そして、これはその方に言い忘れたのですが、骨盤底の筋肉の働きが挙げられるかもしれません。骨盤底筋群というのは骨盤の下側を支える筋肉ですが、これは第二の横隔膜と呼ばれ、下半身からの血液やリンパの還流を助ける働きがあります。骨盤を整えたことでこれらの筋肉が働きだした可能性もあります。

カイロプラクティックが効果があるメカニズムはまだ完全にはわかっていませんが、薬のように何かの化学的過程を止めることで症状を抑えるという方法ではなく、とにかく体が正常に働けていない部位を見つけ、そこがきちんと働く方向に治療をするカイロプラクティックだからこそ効果があったのではないかなと思います。

このような症状の場合は、やはり背骨や骨盤、筋肉をまず整えることが前提です。それでも改善しない場合には感情的な問題や化学的、栄養的な問題など細かく突き詰めていきます。もちろん、こういった原因がはっきり突き止められない場合には常に病理を頭に入れておかなければならないのはいうまでもありません。



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